お人よしと馬鹿正直〜∵ 偶数種の世界



★無残な6種の敗北と
新時代の始まり



数ヶ月前、鳩山前首相小沢氏と道連れ辞任して、今また民主党代表選で、

この人は妙な立ち回りを演じている。

せっかく、「道連れ」で少し男を上げたのに、またまたココにきて、この人は

評判をひどく落としてしまった!

この人の前後6種ぶりは、本当に見ていて、憐憫さえ感じられるジタバタぶりである。

傍目には落ち着いてるようでもあるけれども、独特な内向きツブヤキに世間は唖然とせざるを

得ないのである。

思えば、この人は数ヶ月前首相と云う座を追われた「無残な敗北」感を今まだ、ひきづって

居るのである。

そして前後型6種であるこの人にとっては、それは意外にも居心地の良いヤツレ感”なのである。

「敗北」、これは6種にとっては実に甘く誘惑的な境涯である。

暗く憂愁を帯びながら、何か物陰からふらふらとヤツレた歩行で、時たま夜空を仰いで

へっ!とかすかに口元を曲げて嘆息する、この風情はたまらないのである。

前首相にこんな崩れた風情は許されないので、普段はピシッと決めているが、

気分はつい、このように崩れてしまうのである。

ことあると、今回のように表舞台に再び連れ出されるが、しかしこの“ズレ感”はいかんとも

しようがないのであって、またまた失態を演じてしまうのである。

まったく世間に理解されない、現実感の乏しい「甘ちゃん」!宇宙人と揶揄されるこの人は

けだし、次代のエースなのである。


捻れ5種王国のアメリカが、いかに小賢しく権謀を図っても、5種的世界は近々終わりを告げる。

省力減速運転型の6種世界が訪れるのである。

現在、飛ぶ鳥も落とすほどの勢いのある中国も、けだし今がもっとも旬なのである。

開型5種3種のこの国も、アメリカ並みに覇権的であり、ぶいぶい主張する国である。

主張したもん勝ちと云うある意味、アメリカからインテリジェンスだけを取った、とても良く似た

この大国が、次の世界のトップに君臨するに違いないと世界の多くの人々が感じ、思っている。


けれど、人の歴史はもはや完全に山場を越えてしまったのである。

旺盛な創造力も生産力も、拡大するだけ拡大したのである。

新たなものはもう、生まれない。

古い圧倒的な想像力を、焼きなおしたり複合してみたり出来るだけなのである。

すでに生み出されてしまったパーツを、積み木のように、積み重ね替えしては

新しい世代は、創造的欲求を満足させる。

今、まさにもっとも高らかに歌うべき若い世代は、しかしハードルが随分、下げられている。

そ、それはもう50年も前に古い世代がクリアしたコトガラなのに、そこから始めるのかっ!と

云うことが、新しい次の世代には起こっている。

そ、それは玄人のやることじゃないでしょ、と云うコトがしかし、商品化されビジネスに乗せられ

ている。

彼らの幼稚さには、ある意味、驚きを通り越して可愛らしさ、愛おしさのようなものさえ

覚える。


これが、人の歴史なのである。もう、退行してゆくだけなのである。

衰退し、朽ちてゆく。

人類の歴史は、老境期に入ったといえる。

人の創造性は、衛星活動に入ったといえる。

本物や強靭なオリジナルと云うものの周りをぐるぐる回り続ける衛星の活動しか

出来ないのである。

本物やオリジナルに憧れを抱きつつ、けれどそれ以上近づくことも遠のくことも出来ず、

ぐるぐるぐるぐる回り続けるしかないのである。



しかし、世界の中心ではなく常に、周縁で、辺境でおのれを隠して生きてゆきたいと、

最初から思っている人たちが居る。

なるたけ尖がらず、無事や無難だけ願う人たちが居る。

この人たち、偶数種の、その世界観がしかし、すべての人にしっくり来る時代が

やがて次に訪れるのである。


スキルやらドリームやら、尖がり自分を際立たせ、声高に主張することだけが

鼓舞される、遅れたアメリカ世界の焼き直しにヤッキのこの国に、しかしサッパリ牛歩の

速度で思い通りに進まぬのは、この国に通底した偶数種の水脈が、うぬうぬ効いているから

なのである。


しかし、偶数種の世界はまだまだ、世間に受け入れられない。

鳩山前総理の言動は、叩かれ、揶揄されているばかりであることからも

うかがい知れる。

また、偶数種自体もまだまだ、である。

心配事や繰り言、愚痴と引きこもり、自分の中に閉じこもるばかりで

偶数種の世界観たる融和、なぎの世界と云うものを体現できるほどに練磨されていない。

かつて世界観として結晶したような昔話、おとぎ話の馬鹿正直、お人よしの世界を

さらに、磨き上げないといけないのである。













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