湯温法

 足湯(そくとう)
 脚湯(きゃくとう)
 ●指伸ばし
 ●肘(ひじ)の湯温法
 ●三段湯(さんだんゆ)
 ●解毒湯(げどくゆ)

 二度湯


   
  足湯(そくとう)



 泌尿器の疲労、眠りの促進等にも用います。

 主に左右偏りによる喉の腫れを伴う風邪の経過に効果的で、

 最初の6分の間に左右差がはっきり現れてきます。6分浸けた後、湯から上げ

 タオルで拭き取った後に土踏まずから足裏にかけての部分を見ると、赤くならずに

 白っぽい部分が残るか、厚ぼったい感じのところを押さえると痛みがある方があります。

 その一方の足を追加の2分でさらに温めます。この場合、片方の足だけを浸けます。

 うまく出来ますと、膝裏から大腿部、仙椎部分までほかほかとした気が湯気のように

 上がってきます。

 乾いた冷え、生殖器の疲労にも応用できる大変有効な湯温法だといえます。



 足の踝(くるぶし)まで隠れるように洗面器等に湯をはり、まず6分浸けます。

 湯の温度は普段入るお風呂の温度より1〜2度高め、2分程でつけた足が赤くなる程度の

 温度。途中冷めますので、注し湯しながら、6分で一旦上げて、乾いたタオルでよく

 拭き取り、湯の温度をさらに上げてもう一度2分浸けます。(左右差のある場合は片方だけ)

 今(2007年秋)は、さらに熱めの湯で絞ったタオルを膝頭の下部にあて蒸すような感じで

 手でタオルの上から覆っていると、なお良いです。



                   
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    指伸ばし


 肘から肩、肩甲骨の穴の詰まりに対応する湯温法で、目の乾いた感じ、疲労感にも

 効果をもたらします。

 また腕の疲労、過敏な頭を弛めることにも有効だといえます。ひとつ弛めるのです。

 ひとつ弛むと云うのは余裕を失調した感覚器、運動系に自助調整力が動き出せる巾
 
 伸びシロを得られると云うことです。


 手首から先を湯に浸け、浸けたまま指を出来るだけ大きく広げてゆきます。

 指の股を広げるように、八方にゆっくりと開いてゆきます。
 
 3〜4回湯の中で行ないます。お風呂に入ったついででも良いです。身体を洗う前に

 入ったら最初に指伸ばしをします。洗面器等を使ってでもかまいません。

 指の実際の長さよりもずっと先をイメージして伸ばしてゆくことが肝要です。



                   
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     肘(ひじ)の湯温法



 腕の疲労、目の疲労、場合により口中の炎症、頭を弛める等にも用いる。

 肘の穴ともいえる『処』(上肢第3)は、上肢においての中継点で腕の疲労、乳腺の痞え、

 リンパの流れ、頭と腕の連絡の第二のスポットともいえる部位で、

 脇から、肩の穴(腕と頭の連絡点)、胸鎖乳突筋と続く気の痞え(つかえ)を変えてゆく

 重要な『処』である。休まらない頭の状態をふと一つ弛め、腔内炎等では必ず使う場処です。

 
 
 肘をくの字に曲げて、肘の部分だけ湯に浸けます。
 
 両手を同時に浸けるので、注し湯は一人でやる場合難しいのですが、可能であれば

 湯の温度を下げないように行ないます。温度は足湯とほぼ同じで、普段のお風呂の温度

 より1〜2度高めで、浸けた部分が2分程度で赤くなる温度にします。
 
 浸け始めると手首や脇に違和感が出たり、ほかほかした湯気のような温かさが上がって

 きます。首筋の横、胸鎖乳突筋から後頭部の耳後ろを抜けて、頭頂にまで気がもくもく

 上がると、上手にいったといえます。



                     
                       裸でやる必要はありません。
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     三段湯〜お風呂の入り方

  
 熱めのお風呂に段階をつけて徐々に入るお風呂の入り方です。

 熱めと云うのは、浸けた足が30秒くらいで赤くなる程度のかなり熱めと云う温度のコト

 です。夏は、身体は開きすぎの傾向です。
 
 そこで、熱めの風呂に入って少し身体を引き締めながら、汗を誘導するのです。

 身体を引き締めるには、出来れば、午前中に入る方が良くベストなのですが、ゆったり

 と、時間の許す時でかまいません。入る時間より、出た後、汗を流す時間がかなり、

 かかるのです。


 
◆第1段階 膝下を浸ける。

 まず、湯船に立った状態で入ります。湯の量にもよりますが、だいたい膝くらいか
 
 膝下まで、湯に浸かります。この状態で1分!


                    

 
◆第2段階 胸下まで浸ける。

 次に、胸筋の膨らみの下まで浸かります。心臓に負担がかからないよう、いきなり

 浸けないのです。この状態で30秒〜1分!


                    

 
◆第3段階 鎖骨まで浸ける。

 次に、鎖骨まで隠れるように浸かります。女の方はたいてい肩を浸けない人が多い

 のですが、首に湯が触れるくらいは浸かるのが良いのです。


                    

 この状態で、1分〜2分!熱めの湯ですので、身体は、キュッと縮まっています。
 
 それが、身体全体浸かっていると、やがて弛んできます。フアッと広がってくる感じが、

 あるのです。この広がった感じが出てきたなと思ったら、サッと、上がるのがコツです。

 判らなければ、だいたい1、2分。

 この入り方は、入るときより出た後が大事で、よく汗を出し切るようにバスローブなどを

 着て、しばらく汗をかいてゆく事が肝心です。

 水分補給も大量に摂るよりはちょっとづつ小まめに摂り、エアコンも扇風機もごくごく

 控え目がよく、サッと汗を引かせないことが肝要なのです。





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