野口整体(野口 晴哉)



 野口整体は略称で、正式には、『社団法人 整体協会』という。

 故・野口晴哉(のぐちはるちか)と云うほとんど不世出の巨人が

 「気の感応による身体の調整」による整体と云うものを創始したところから

 始まる。

 そのカテゴリーは多岐にわたり、身体調整法とも、呼吸法とも、コミュニケーション法とも、

 心理セラピーとも、体相分類法ともいえる、深く濃密な思想野を広げている。

 そのすべての智慧は『身体』から引き出され、常識も良識もこれが、身体に適わないもの

 であれば、すべて書き換えられる。

 喩えば一般に、風邪と云うものは忌み嫌われ、一日でも早く治癒させなければならないものと

 扱われているが、野口整体では、これを体調調整の絶好の機会と考える。

 のみならず、身体による自発的な調整要求の表れとして位置づけている。

 代表的な風邪の変動は、多く季節の変わり目である春、秋に現れるが、季節の変化に伴う

 関節の『開き縮み』と云う身体の自発的な動きのなかで、中途で痞え(つかえ)左右偏りが

 激しくなると引き起こされるもので、上手に経過させることで夏の汗、冬の乾きと云う

 身体にとっての大きな負荷に対する耐性が備えられる。

 機に応じ、機を活かすと云う方法論を駆使しているといえる。

 代表的な観察法に、『体癖』と云う体系化された観点を持っており、

 人間の観方、世界の観方、人生の処世にさえ汎用できる深度を湛えている。




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